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FUJIのアドベンチャーロード「JARI」。カーボン仕様1モデルアルミ仕様3モデルの全4モデルをラインナップ。
JARIはその名の通り日本語の砂利から取ったもの。製品化するまでに6種類のプロトタイプを試作してテストを繰り返した思い入れの強いモデル。ショルダーパッドについてはトレイルに入った際に走行不可能なエリアに差しかかって、バイクを担いで長い距離を歩いた時に思いついた。BENTO BOXマウントについてはボルトオンタイプとなっている。BBスペックはメンテナンス性の高さや多くのショップが常備しているであろうパーツということで、緊急時の問題解決がしやすいBSAを最終的に選択。積載性を重視してフレーム強度はかなり高く、その分重量はアルミフレームの中では平均的。様々な用途に柔軟に対応出来るマルチパーパスバイクということもあって、我々はこのバイクをスイスアーミーナイフ(十徳ナイフ)と呼んでいる。全グレードのハンドルにはこのバイクのために特別に作られたOVALのアドベンチャーバーを採用。ライダーの手首の角度を最適化しドロップ部分をより有効的にする為に一般的なロードタイプより20mm幅が広く、125mmドロップ、4度バックスウィープ、25度アウトスウィープ仕様となっており未舗装路でのバイクコントロール性が向上した。あと密かにアピールしたいポイントが高速巡航性の高さ。フレームのリアセンターが長いこともあり加速性能は平均的だが、ロングホイールベースと低いBB位置による低重心のおかげで、高速域での速度キープが比較的容易になっている。直進安定性も高いのでシビアなバイクコントロールを必要としないのも長時間走行には大きなメリット。
カーボングレードはFUJIの最上位カーボンモデルに使用されているウルトラハイモジュラスC15カーボン素材を採用することで高剛性、軽量化を可能に。標準でBENTO BOXが装備されており、フレーム形状にカスタム整形されトップチューブへの直付けが可能となっている。またマルチマウントボトルシステムを採用することでボトルケージ用のプレートが装備されておりケージの固定位置を柔軟に変更することが可能。メインコンポはシマノUltegra、油圧ディスクブレーキ仕様。アルミグレードは、フレーム素材は剛性の高いA6-SLを採用している。1.3グレードはSRAM APEXの1×仕様、1.5はシマノTiagraの油圧Disc仕様となっている。1.7グレードはシマノSoraコンポ、Tektro機械式Discブレーキのエントリーグレード仕様となっている。