『MX-E』is coming soon !
ニュースです!
といいつつ正式な発表は少し先になりますが、必ずや今月中に行いますのでお楽しみに。
『MX-E』 is coming soon!
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1960年ごろにアメリカで大流行したキッズバイクがベースとなって発祥したと言われているBMX
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やがて一つの競技として文化が成熟し最盛を極めた1980年ごろには、総合自転車ブランドとして成長していたFUJIも、競技用モデルを筆頭に複数のBMXをラインナップすることに
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もちろん起源には諸説あるようですが、20年にも満たないそれまでの期間に、BMXはもはや一部のキッズだけでなく多くの世代の心を掴む文化になっていたことは言うまでもありません
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そんなBMXに関する情報や時代背景を、個人的にうっすらと仕入れていたある時
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1979年のFUJIのカタログ(米国版)を掘り起こしていた時に目に止まったのが「MX-500」という自転車でした
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当初、競技用のプロフェッショナルモデル〜所謂エントリーモデルまで3つほどのグレードでラインナップされていた中で、どうやらこちらは大衆向けのBMXとしてラインナップされた自転車とのこと
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今思えば、なぜ「プロフェッショナルモデル」でなく「エントリーモデル」の方に心が惹かれたのか
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もちろん、その佇まいがグッと来たのは言うまでもなく、ですが
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FUJIが描くライフスタイルバイクの存在って、憧れの老舗メゾンの名品ドレスシューズというよりは、踵をすり減らし履くお気に入りのスニーカーなのかなと思っておりまして
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「憧れの存在」である前に、「人生の相棒」としての馴染みやすさや安心感の方なのかなという気がしたんです
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1%の人のためのトップモデルより、99%の人のためのエントリーモデル
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たぶん、そのカタログの写真から感じ取れた空気感が “特別なBMX” と言うより、”みんなのBMX” だったのかなとか
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さて、そんなこちらの話はさておき本題です
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今回、FUJIはそんなアーカイブからおおいに影響を受けたE-Bikeをリリースします
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なぜ、既にカッコイイBMXを基に、わざわざE-Bikeにアレンジしたのか
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気付いてしまったんです
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駐輪場に停まっている電動アシスト自転車との、不思議な共通点に
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小径で足つき良し。小回り良し。漕ぎ出しの軽さ良し。小柄な人、体力に自信がない女性もバッチリ
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タイヤは少し太めが調子良い。さすがに飛んだり跳ねたりはしないけど、街中のちょっとした段差や轍も安心だ
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誰もが運転に自信があるわけではないし、路面で簡単に滑らないようなブロックタイヤも嬉しい
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ちょっとした荷物を乗せるなら、前カゴつけてもハマっちゃう
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おっと忘れていた、大事なこと
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日本の電動アシスト自転車たちをたくさん見ていると、目に入ってくる共通点
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やっぱり子供と一緒に乗ることも視野に入れるべきじゃないか?
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5年前にはおしゃれにクロスバイクを乗りこなしていたシティボーイ&ガールだって、今は一介のパパでありママであるんだから
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でも、さらにもう5年もすれば、そのキッズたちだってきっと立派に自分の自転車を乗りこなすようになるはずだ
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安くない自転車だからこそ、その時にはやっぱりもう一度自分たちのために使いたいじゃないか
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着想がBMXであるべきだったのか、これがあるべき正しいE-Bikeのカタチかどうか、は現時点ではかなりアヤシイかもしれませんが
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こんな風に気持ちが先行しちゃった製品もあってこそ、まだ自転車は面白くなるんじゃないかと言うお話
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昨今では違法な電動アシスト自転車に関する報道も耳にするようになり、巷では「E-Bikeって言われると、なんか違法車両かどうかの判断も難しいみたいだし、ややこしいから選択肢に入れたくない」なんていうような声もあるとか
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本当にそうなら、とても悲しい…
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安心して乗ることができて、それでいてワクワクするE-Bikeは、まだまだつくれるはずだ!
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Videographer : THE MOVEMENT @themovement_photgrapyandfilms
Starring : ENZO @enzono1
Hair&Make : MASTARD @mastard__
Special thanks : SCREAMIN’ WHEELS @screaminwheels