マッチョなアナタもステキ。太いタイヤを装着してみたい!
タイヤのサイズアップカスタムのお話先日はカスタムネタばらしに関してご紹介しましたが、今回はその派生ということで、タイヤカスタムのお話。
自転車のカスタムの中でも「タイヤ」は、太くするとクッション性が増したり、細くすると転がりがスピーディになったり…乗り心地はもちろんのこと、見た目に占める面積も大きいため交換するとガラッと印象が変わるのもあって、ファーストカスタムとして人気ですよね。
お洒落は足元からとはよく言ったものです。
とはいえタイヤにも様々なサイズがあり、今あなたの持っている自転車に対して、どんなタイヤでも自由に選べるというわけではありません。
700cや27.5inch など、一口に自転車のタイヤと言っても様々な規格 / 表示形式がありますが、まあそのあたりは他でも詳しく書かれている記事がたくさんあると思うのでここでは割愛させていただくとして…。
注意していただきたいことが、フレーム側の「タイヤクリアランス」。少しぐらい標準より太いタイヤに交換しても平気なものから、標準タイヤから少しでも太くしようものならフレームに干渉してしまうものまで、その「許容範囲」はお持ちのフレームに固有のものなので、正直なところ実際に取り付けてみないことには…というのが本音です。
「このモデルはどのぐらいのサイズまで入りますか?」というお問い合わせなんかもしばしばいただくのですが、残念ながら弊社でも全てのモデルの最大タイヤクリアランスを把握できておらず、場合によっては明確にお答えすることができていないのが現状です…。
そこで今回は、街乗りクロスバイクの定番や、ちょっとしたグラベル(未舗装路)走行にも対応するモデルまで、サイズアップの需要が多いものから4台をピックアップ。実際にタイヤを付け替えてみて、「実際どれぐらい太いタイヤがつけられるの?」「FUJIの中で最も太いタイヤを装着できるのは?」みたいなところを検証してみることにしました。
あくまでクリアランスサイズ上の目安ではありますが、ぜひサイズアップカスタムの際の参考にしていただければと。
*今回の記事はあくまでフレームとタイヤのクリアランスを検証するものであって、タイヤだけを交換してサイズアップ/ダウンを推奨するものではありません。リムやチューブなど、ホイール側にもやはり装着するタイヤの太さに適性の範囲があります。
タイヤサイズを変更する際は、お近くの自転車販売店に相談し、ホイール(リム)やタイヤチューブもそのサイズに対応したものを装着すること、フレームとのクリアランス上は許容範囲内であっても、実際にはホイール側で推奨する適正範囲を越えてカスタムすることのないよう、くれぐれもお気をつけください。適正範囲外の場合はタイヤに合わせてそれらも交換することをお忘れなく。
また、カスタム後の「許容範囲」の基準とするのはJIS規格にて設定されている6mmのクリアランス。以前は2mmのクリアランスが求められていましたが、2019年の改定によりもう少し余裕を持ったクリアランスが必要になりました。
ついつい前置きが長くなりましたが…それではいってみましょう。エントリーは、以下の4モデル。
まずはクロスバイクの決定版RAIZシリーズから、今回はRAIZ DISCで検証です。