JARI 1.3

  • JARI 1.3 (Matte Navy Blue)



ADVENTURE ROAD

グラベルロードよりも高い未舗装路での運動性能とプラットフォームの拡張性が要求されるカテゴリー、アドベンチャーロード。今まで走行性能と実用性を兼ね備えたロードバイクというものが存在しなかったが、その両立を図るべく開発されたのがJARI。バイクパッキングなどのロングツーリングからアグレッシブな未舗装路の走行を想定したこのモデルには、優れたバイクコントロール性や快適性はもちろんのこと、あったら良いなという便利な機能が満載。

PERFORMANCE

ゼロベースで開発されたプラットフォームに与えたかった要素は、優れた振動吸収性と巡航性能。フルカーボンフォークに独自のシートステー、そして長く取られたホイールベースなどでその両立を実現。ジオメトリーは他のFUJIのグラベル系と違って長距離走行に重点を置いたエンデュランスタイプを採用。これらの特徴から長時間の走行も難なくこなせるライドフィールをもたらすと同時に、荷物積載時の安定したバイクコントロールも実現。ワイドブロックタイヤを履けば悪路が続くトレイルも難なく走行が可能で、またロードタイヤを履いて舗装路での機動性を重視する仕様にも対応できる。

FEATURE

リアエンドは強靭な6066番を使用して、軽量化を狙ってメイントライアングル部分は振動吸収性に長けた6061番を使用した前後異素材のミックスアルミフレームを採用、チューブ形状は部分的に振動吸収力を上げたり剛性を上げたりと必要に応じて味付けが施されている。ジオメトリーはヘッドチューブとシートチューブアングルは安定した速度維持をもたらすべく設定され、特に低く設計されたBBハイトは低重心化を実現、ロングホイールベースと相まって優れた巡航性能をもたらす。435mmと長く取られたチェーンステーはバイクの挙動を安定させるだけでなく45mm幅のタイヤ装着をも可能にする(650Bホイールに換装する場合は47cまで対応) 緩いカーブを見せるSeatedシートステーは優れた振動吸収性をもたらし、BB規格は敢えてBSAタイプにすることにより出先でのトラブルを高い確率で解決することが可能。ディスクブレーキはフラットマウント対応となっている。

シフトケーブルとリアブレーキケーブルはダウンチューブに内蔵され、外的ダメージからケーブルを守ると同時にあらゆるバイクバッグの装着を可能にする。シフトケーブルはヘッドチューブで交差するルーティングで、フレームに対するケーブルの擦りや万が一の時のケーブルの突っ張りを防ぐ役割を果たすと同時に、ケーブルが大きくカーブするのでハウジング内のフリクション低減や、ハウジングのテンションを利用した直進安定性の向上という効果もある。

5つのボトルケージの装着を可能にし、トップチューブ上面には様々なストレージをボルトオンで固定するマウントも追加。前後キャリアの取り付けが可能なマウントも標準装備。ロングツーリングでの不安を解消する十分な積載性能となっている。

バイクパッキングでも走行不能なエリアに遭遇して長い距離を担ぐのも稀ではないので、2mmの厚さのシリコンパッドをトップチューブ下に標準装備してライダーの肩への負担の軽減を狙った。

基本的に前後ホイールとも12mmスルーアクセルでマウントするタイプだが、トレーナーの使用などを考慮してリアのみQRとのコンパチ使用となっている。

フォークはブレーキケーブル内蔵型のフルカーボン仕様となっており、障害物の接触による転倒を未然に防ぐ。また、2018年モデルよりフォークブレード側面にボトルケージやラックなどをマウントできるUtility mountが新たに追加。利便性がさらに向上した。

Brian’s voiceFUJI BIKE TECHNICAL DESIGN TEAM

Brian Olowiany

FUJIのアドベンチャーロード「JARI」。2019年モデルは新たに4モデルのラインナップとなってリリース。
JARIはその名の通り日本語の砂利から取ったもの。製品化するまでに6種類のプロトタイプを試作してテストを繰り返した思い入れの強いモデル。ショルダーパッドについてはトレイルに入った際に走行不可能なエリアに差しかかって、バイクを担いで長い距離を歩いた時に思いついたし、BENTO BOXマウントについてはベルクロオンのタイプが現在主流だが、今後ボルトオンタイプが続々とリリースされるのを見越したスペックインになっている。BBスペックはかなり迷ったけど、メンテナンス性の高さや多くのショップが常備しているであろうパーツということで、緊急時の問題解決がしやすいBSAを最終的に選んだ。積載性を重視しているのでフレーム強度はかなり高く、その分重量はアルミフレームの中では平均的。様々な用途に柔軟に対応出来るマルチパーパスバイクということもあって、我々はこのバイクをスイスアーミーナイフ(十徳ナイフ)と呼んでいる。全グレードのハンドルにはこのバイクのために特別に作られたOVALのアドベンチャーバーを採用。ライダーの手首の角度を最適化しドロップ部分をより有効的にする為に一般的なロードタイプより20mm幅が広く、125mmドロップ、4度バックスウィープ、25度アウトスウィープ仕様となっており未舗装路でのバイクコントロール性が向上。全グレードのタイヤにPanaracerのグラベルキングを採用。衝撃吸収性はもちろん、その軽さと耐久性が魅力で長距離走行でも疲れにくい仕様になっている。あと密かにアピールしたいポイントが高速巡航性の高さ。フレームのリアセンターが長いこともあり加速性能は平均的だが、ロングホイールベースと低いBB位置による低重心のおかげで、高速域での速度キープが比較的容易になっている。直進安定性も高いのでシビアなバイクコントロールを必要としないのも長時間走行には大きなメリット。
1.1~1.5グレードはフレーム、フォークが全くの同スペックで、フレーム素材は剛性の高いA6-SLを採用している。最上位グレードの1.1はシマノ新型105の油圧ディスクブレーキ仕様、1.3グレードはSRAM APEXの1×仕様となっている。1.5グレードはシマノTiagraコンポのエントリーグレード仕様となっている。

2019年より新たにクロモリ仕様の2.3グレードが待望のラインナップ。クロモリならではの耐久性、振動吸収性の高さを生かしてダート走行のようにラフなシチュエーションでより高い性能を発揮する。一般的にクロモリフレームはその素材の性格上、振動吸収性に優れる一方で剛性はアルミに比べると低くなりがちだが、JARIはテーパーヘッド化することでヘッド周りを中心に剛性を上げ、加えて正確なコーナリングを可能にしている。近年、本場のトレンドの中心には、そのタフさからクロモリが用いられることも少なくない。2.3グレードはReynolds520のダブルバテッドチューブを使用し剛性を保ちつつ、その耐久性や積載性を踏まえるとツーリングに特化したモデルといっても過言ではない。デイリーユースはもちろん、これからツーリングを始めたい、そんな人に強くおすすめしたいモデルとなっている。



SPECIFICATIONS

Price
(完成車)¥189,000 (税別)
Sizes
46cm, 49cm, 52cm, 54cm, 56cm
Color(s)
Matte Navy Blue
Main frame
A6-SL Super Butted Aluminum,
semi-internal cable routing, flat-mount disc &
convertible axle dropout
Fork
FC-440 Cross carbon monocoque, 12mm thru-axle
w/ flat-mount disc tabs, tapered steerer,
rack/water bottle mounts
Crankset
FSA Omega Adventure BB386 EVO, 40T
Bottom bracket
FSA BB386 EVO sealed-BSA thread
Rear derailleur
SRAM Apex 1X, long cage
Shifters
SRAM Apex 1X, 11-speed
Cassette
SRAM PG1130, 11-42T, 11-speed
Chain
KMC X11EL-1
Wheelset
WTB ST i23, 32/32h,
12mm thru-axle cartridge bearing hubs
Tires
Panaracer Gravelking SK, 700 x 38c
Brake set
Tektro MD-C550 mechanical disc, 160mm rotors
Brake levers
SRAM Apex 1X
Headset
FSA No. 42, 1 1/8" - 1 1/2", integrated cartridge
Handlebar
Oval Concepts 325, 6061 alloy, 31.8mm clamp,
125mm drop, 25° flare, 4° sweep
Stem
Oval Concepts 313, 3D-forged 6061 stem body, +/-7°
Tape/grip
Oval Concepts 300 bar tape, suede
Saddle
Oval Concepts 438, steel rail
Seat post
Oval Concepts 300, 6061 alloy, 27.2mm diameter
Weight
10.0kg

MATERIAL

A6
A6-SLアルミニウム
自転車産業で使用されるアルミ素材よりも35%高い強度を持つ革新的なチタン配合のアルミ素材を、FUJI独自の製法により、溶接部分の肉厚を薄く仕上げている。超軽量・高剛性・高強度を持つフレームのポテンシャルは、既成概念を吹き飛ばす程のパフォーマンスを発揮する。国内トラック競技において、カーボンフレームを相手に勝利を重ね、その性能を証明している。
FC-4400
FC-440
超高剛性C-10カーボンから作られるフルカーボン モノコックのフォーク。

GEOMETORY

適応身長表(PDF)
Size 46cm 49cm 52cm 54cm 56cm
Seat Tube, Center to Top 460 490 520 540 560
Top Tube, Effective 510 525 535 545 560
Head Tube 110 120 140 150 170
Seat Tube Angle 74.5 74.5 74 73 73
Head Tube Angle 70.5 70.5 71 71.5 72
Chainstay 435 435 435 435 435
Wheelbase 1004 1020 1022 1016 1027
Fork Offset 48 48 48 48 48
Bottom Bracket Drop 69 69 67 67 67
Reach 363 375 375 370 379
Standover 748 767 790 804 824
Stem 80 80 80 90 90
Handlebar Width 400 400 400 420 420
Crank 165 170 170 172.5 172.5
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